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Jリーグキャンプ探訪2010【大宮アルディージャ&モンテディオ山形編】 サッカー

前回のキャンプ探訪(2/7)から2週間が経った。2月下旬にはいると、Jリーグの各チームも来るべき開幕に向け、キャンプを打ち上げホームへ戻り最後の準備を始める。
そんな週末、息子の所属するサッカーチームが大会に負け、ぽっかりと予定が空いた。

WEBサイトでチームのスケジュールを確認しつつ、肛門にギョウ虫持っている子供のようにウズウズしながら、息子に聞いてみる。

「なーなー、またキャンプ見にいかん?大宮アルディージャはまだキャンプやってるよ」

そんなワタシの声にも、セレッソの播戸や家長、乾といった憧れの選手に会ったばかりの息子のテンションは上がらない。
「えぇ〜、ん〜、ま〜、ど〜でもいいけどぉ」
語尾ののばし具合が行く気の無いテンションを表している。

「でもさぁ、明日はモンテディオ山形との練習試合だよ。アントラーズにいた田代や増田も来てるよ。それに大宮といったら今年から深谷(トリニータから移籍)もいるじゃん」
その一言でアントラーズ、トリニータをも応援する息子の目の色が変わった。

よし!行こう!宮崎へ!

こうしてワタシ待望の大宮アルディージャキャンプに行くことが決定!
息子主導で決定していたキャンプ探訪において、初めてワタシの主張が通った記念すべき日である←情けない

北海道生まれの熊本育ち、大宮とは何の縁もゆかりもないワタシではあるが、ここ数年ひたすらアルディージャを応援している。
もともとはたった一人のアルディージャの選手のファンになったことがきっかけだったが、いつの間にかアルディージャ自体を応援するようになっていたのだ。
とはいえ遠く離れた九州の、しかもなかなか休みのとれない自営業者が大宮まで行ける訳もなく、J1の試合を見に大分まで行くにしても、アルディージャの試合があるときに限って、仕事などいろんな事情で見に行けず…。
また、アルディージャの宮崎キャンプは、メインであるグアムキャンプの後の短い期間。なので昨年も機会を逃してしまっていた。

そんなワタシにとっての「初アルディージャ」(^o^)←うれしさのあまり、慣れない絵文字使ってみた

実はワタシのアルディージャ熱に、息子も少し感化されつつあり、歴代の外人はファンになっていたりする。

場所は宮崎県西都市の清水台運動公園。さすがに遠い…。(なお、小林IC付近を通過中、KNBの某変態がホークスキャンプを見るとかで横をかっ飛んで行きました。)

大宮アルディージャの西都キャンプ最終日のこの日は、同じJ1のモンテディオ山形との練習試合。
週末ということもありギャラリーも多い。

試合前のアップしている選手を目で追い、そしてあの選手を発見!
大宮アルディージャ背番号11・藤本主税!!
も〜ね、むっちゃファンなんですよ。
この選手見たさにこのキャンプ来たようなもんですし、この選手がいるからこそアルディージャのファンになったようなもんです。
今日はスカパーでしか見られなかった選手が間近にいる。藤本が!江角が!おっと内田が!おお〜ラファエルだ!マトだ!石原だぁ!(←錯乱中)

結構な数のサッカーの試合も見てきたけど、国際Aマッチよりも、トリニータのJ1での首位争いの試合よりも、ロアッソの試合よりも、子どものサッカーの試合よりも、今日の練習試合が一番ワクワクして見ておりますっ!

ウッチーこと内田智也。いい選手です。横浜FC時代から応援している好きな選手の一人。この日もサイドで、フリーキックでと存在感出してた。

大宮の頼れる得点源・ラファエル。ウチの子も大好きな選手。突破力もあってポストもできて魅力的なフォワード。開幕戦で見事に得点決めたが、試合終了間際に肉離れ。大丈夫か?

毎年降格争いに巻き込まれるアルディージャは今年は積極的な補強でやる気を見せている。
特に注目がこの二人。大分から移籍したDF深谷と新潟からの移籍・GK北野。深谷は一昨年の大分の快進撃を支えた立役者だし、北野は昨年の最少失点GK。この二人の加入はホントに期待が持てる。深谷はファンの対応もものすごく好感が持てた。

GK江角。先日放映された「やべっちFC」で見事なテクニック(?)を見せた。北野という強力なライバルが加入したけど、是非高レベルなレギュラー争いに勝ち残ってほしい。

対するモンテディオといえば、今年鹿島から加入したこのイケメン二人。田代有三と増田誓志。増田は宮崎出身だし田代も福岡出身。女性ファンからの囲まれ方もものすごい。

試合の方は選手を入れ替えながら30分3本行われたが、セットプレーからのDFマトのヘディングとワンダーボーイ渡辺の見事なドリブルでの切れ込みからで大宮が2-0で勝利。
特に守備での安定感の高さが見ていて伝わってきた。
もちろん、練習試合一試合だけ見ただけで、一シロートには何もわかるわけはないのだが、今年こそは上位に!と思わせてくれる結果ではあった。

試合が終わって選手を出待ち。いつもは息子が先導してサインをねだっているのだが、この日は小4の息子よりも早くワタシが動く。
マト、深谷、藤田、ラファエル、江角、たくさんのサインをもらう。
いつもはサインとか息子が欲しがっているんだけど、この日ばかりはね。
そして藤本主税からも。


子どもから「満足だろ?」って言われるほど、帰りの車の中ではニヤケっぱなしだったようで。



最後に…

この日、一人の選手の姿がなかった。見てる時は気づかなかったが「そういえばいなかったな」そんな違和感を後で気づいた。
サインもらえなかったのは残念だけど、ケガで別メニューだったのか?とそれくらいの安易な考えは、後日のニュースで打ちのめされた。

塚本泰史、骨肉腫。
(外部リンク:大宮アルディージャの発表)
骨のガンである骨肉腫。患部を切除し人工骨に置き換えるという。もうサッカーはできない体になる。そう伝えられた塚本の苦悩。それを知った大宮の選手の苦悩はいかばかりか。
そういったモノを隠し、藤本ら選手はワタシらのサインや写真に快く応じていてくれた。
既にニュースで大きく報道されているのでご存じの方も多いだろうが、この報道で大宮サポーターのみならず、Jリーグ全体のサポーターが動いた。
大宮アルディージャでは支援基金が始まった。
遠く離れたここ熊本、ロアッソ熊本のホーム開幕戦でも塚本の闘病の応援に、千羽鶴を折る企画があった。ワタシも折り鶴の折り方すら知らないのに、教えてもらいつつすっごい汚い折り鶴を、しかし想いを詰めて折った。
長期戦線離脱するにも関わらず、大宮は塚本との選手契約を解除しなかった。今年一年、泰史と共に戦うと決意した。サポーターも選手も、そして他のチームのサポーターまでもがそれを後押ししている。
3/6開幕戦、アルディージャのゴール裏では「泰史と共に」と書かれたゲーフラや塚本の背番号2の横断幕が並んだ。対戦相手のセレッソ大阪のサポーターからも「塚本、絶対ガンに負けるな」の横断幕も出て敵・味方の区別なく大・塚本コールが起こった。
そんないろんな想いの中、大宮は3-0で大勝した。
ゴールの度に二本指を突き上げるピッチ上の選手たち。それはピースサインではなく、塚本の背番号2を表している。試合に出られず観戦している塚本に向かって、共に戦っていることを表す姿。最高の滑り出しで、最高に感動する試合を塚本にもサポーターにも見せつけた試合だった。
ってか、ワタシも試合見ながら泣いてたんだけどね。
これから塚本は過酷な闘病生活に入る。「今度は僕ががんばる番」と塚本は言ったが、34試合のうちの開幕戦という特別で「最高の一試合」ではなく「最高のシーズン」にすることが大宮の選手の努めだろう。

「全ては2と共に」

そんなアルディージャを九州の片田舎から、今年も変わらぬ思いで、しかし特別な想いで応援しているのです。

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